介護という仕事について

誰かのために行動するなら一生懸命になれます。自分に対しては妥協できるから。
「ありがとう」と言われ、少し自信がついて、また誰かのためにがんばれる。
自分の存在を認めてもらえるすばらしい仕事だと思います。

スタッフについて

スタッフはみんな思いやりがあってとても元気です。ひとりひとりが率先して利用者様に笑顔でやさしく接してくれるので、安心してます。
「今の仲間と会えてよかった、成長できてよかった」と聞くとうれしくなりますね。
レクリエーションや介助中の雰囲気もとっても良く、協力的で助けあっています。それは特別なことではないとみんな感じているようですね。思いやる気持ちの高さが強みなのかもしれません。

各スタッフの大切にしている思いや経験、介護観（ポリシー）を実現できるように見守っています。困った時には話を聞いてあげたり、背中を押したりして、その人の人生に何かプラスになれば良いなと常に思っています。またプライベートも充実させて欲しいですね！

影響を受けた書籍

1. 『ウンコ・シッコの介護学』 雲母書房、三好春樹

   三好先生の本はタイトルがウンコ・シッコですからね、インパクト絶大です。三好先生の「オムツ外し学会」に参加したとき、講演の休憩時間に書籍コーナーをうろうろしていたら、三好先生が販売員に扮して『ウンコ・シッコの介護学』に直筆のサインをして僕に手渡すんですよ、買うだろって感じで～、買いましたけど（笑）他にも坂本宗久先生（故人）の遊びリテーションの研修に参加して世界が広がりましたね！

2. 『 シーラという子』早川書房、 トリイ・ヘイデン

   スタッフを雇用する立場なのでこれまで多くの方と面接をしてきました。中には情熱を抑えきれず、面接なのに2時間以上も介護福祉について語り合うことがあります。僕は傾聴しながらその方の考えを分析し、同時に導こうとしています。自分の考えだけでなく、相手の考えを受け入れて共に成長することができるかが大事ですから。『シーラという子』を紹介してくれた方は僕の成長を促してくれました。介護観の合う素敵な方でしたね。

3. 『市民による訪問型生活支援サービス』学事出版、齋藤様紀子・清水さえ子

   市民が有償ボランティア活動を行う際の、基本的な考え方や実践のノウハウを提示しています。高齢化社会が進行する現在、多くの市民が関わる可能性のある活動がわかりやすく解説されています。僕も少しだけ執筆させていただきました。

あおいそらで実現したいこと

あおいそらでは地域との交流機会を大切にしています。ボランティアの方も、保育園のお子さんも、介護相談に訪ねてくる住民の方も、施設の中に入って、見て、説明を受けて、感じることでわかることがあります。たとえ小さなきっかけであったとしても、その体験が将来、どこかで誰かにつながることを期待しています。

また、認知症ケアの理解について促進しています。認知症の当事者も、その家族の方に対しても「困っているから助けよう」「期待してくれているからがんばって応えよう」を合言葉に関わっています。無資格未経験の新人介護従事者が年数を重ねて、いつか自分の目標を立ててあおいそらから巣立って行ったあと「あの時学んだことが役に立ったな」と思ってもられたら最高です。どの社会でも活躍できるような人材に導きたいですね。

太陽の光を浴びて当たり前の日常を送る。残された時間、与えられた時間を少しでも充実したものにして欲しいと思います。